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かにちゃんのお茶日記

煎茶だけに特化したブログです。 良いところも気になるところも,赤裸々に語っていきます。 リンク先の「おいしいお茶に淹れ方」もぜひご覧ください

#105 新茶 - 油谷

2026年6月7日賞味

メーカー:油谷
銘柄:新茶
価格:100g 2,376円
パッケージ 茶葉 水色

石川県の老舗の製茶メーカーで,以前は東急百貨店の催事によく来ていた。
上手な接客で商売の基本を忘れない。

「トレーサビリティが大切」
お茶屋さんでこんな言葉を使う方を私は知らない。
他業種で流通を学んだ方なのだろう。
さて肝心の茶葉のほうは…

これが茶処とは言い難い地方の会社とは思えないほど,とても良い製茶なのだ。
そうか生産地ではなくても消費地,すなわち加工地として発展すれば,技量も高くなるのか。

色と甘みと渋味と,とても絶妙な逸品だ。
こだわり抜いて,自分の手で調整することに強いこだわりを感じる。
茶葉の配分にはかなり気を使っていることが試飲のお茶から透けて見える。

さらに他社を訪ね歩き,最新の情報を収集しながら営業活動も忘れないそうだ。
さすが厳しい北陸で経済の要を担う石川県らしさを感じる。
おなじ厳しい気候の地域にいながら,そのたくましい商いの精神は,我々は及ばない。

また震災の物語りを商売へつなげる場面もあったが,
これは当方も見覚えがある,貪欲という言葉でひと括りにはできない。


試飲を勧められつつ,いくつかの品物を吟味する。
あれやこれやと雑談を交えていると・・・急にいなくなり,
大声で「まとめて●●●●円!」と言いつつレジに連れ込まれる。
これには困った,こちらの予算はまるで無視だ。
しかも計算してみると,一部の品物をわずかに割引きしただけで,
他の商品は定価で売りつける手法には困る。
知らない販売員ならすぐにイエローカードでベンチに連れ込むところだ。

長話したあとは特に気をつけたほうがよい。
「いらぬものは,いらぬものである」
ここは個人ブログなので厳しく自由に言わせてもらうが,
ここいらでそのやり方が通ると思うな。


◎おいしいお茶の淹れ方をご紹介しています。
お茶のワルツは三拍子
◯秘訣は「ぬるく」「やや熱めに」「熱い!」の三拍子。
◯一杯目で茶葉を開かせないことが大切です。

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#104 うれしの茶(新茶) - 玉翠園

2026年3月24日賞味

メーカー:玉翠園
銘柄:うれしの茶 - 新茶
価格:60g880円
うれしの茶パッケージ うれしの茶の茶葉 うれしの茶の水色

佐賀県の釜炒り製茶で,やぶきた品種。しかも新茶。
煎茶好きな方なら,どストライクだろう。
中国茶のような硬い茶葉なので,少々熱めで淹れると良い。


色も甘さも控えめで,新茶らし清い香りを感じる。
ぬるすぎると出ないので,すこし神経質なところは御愛嬌。

60g
で880円だから100g換算で1,460円か。
少し割高に感じるが,昨今の物価高ならちょうど良い。

九州の,ほかの地域産にくらべて「らしさ」が欠ける。
あのしつこい色と甘さ,独特な「ムッ」とした匂いは敬遠したいのでむしろ良い。
ただ二杯目以降は並級と考えて良い。
新茶ゆえ,あくまで旬のものと割り切って飲むべし。
──────
と書いたが,
2本飲み終わった感想を述べる。
今年のできは,ちょっと違うような感じだ。

釜炒りなので高めの温度が良いのは同じだが,
少々やんちゃに淹れてもきちんと甘さと深みが出るのだ。
そして九州地方特有の「ムッとする濃さ」が,新茶でフィルターされてしつこくない
これはもしかしてお値段以上の買い物だったかもしれない。
最後の在庫というので2本購入したが,
良い買い物をした実感があとになって湧き出る。



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#103 八女耳納 - 玉翠園

2026年2月24日賞味

メーカー:玉翠園
銘柄:八女茶 - 八女耳納
価格:80g1,100円

八女耳納のパッケージ 八女耳納の茶葉 八女耳納の水色
ずいぶん飲みやすいかぶせ茶だ。

九州…八女茶の割には主張が控えめなのだ。

八女茶ライト,そんな名前がふさわしい。
それでいて九州茶らしいコクが直に感じるので,
八女茶カスタムライトというべきか。


一杯目のほのかな甘味から,
二杯目は香るうま味。

三杯目まで嫌味がなく安心だ。

フラットな渋味が続くのが良い。

色は濃くなるが四杯入れるのも良くないか。
・・・いや,やはりワルツでいこう。


余談。

そういえば喫煙者が減る昨今で喜ばしいことだが,

かつては緑茶にタバコは付き物だった。

灰皿に急須と湯呑が供されるのが日常だった。

そもそも煎茶と呼んでたのが懐かしい。




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#102 宇治茶玉露蒼穹 - 玉翠園

2025年12月11日賞味
メーカー:玉翠園
銘柄:宇治茶手摘み玉露 - 蒼穹
価格:70g2,500円
宇治茶玉露蒼穹のパッケージ 宇治茶玉露蒼穹の茶葉 宇治茶玉露蒼穹の水色

この商品は初購入になるが,主張を感じられない茶葉というのが第一感である。
市場に出回るような,いわゆる大衆向けの玉露では決してない。
これで定番の売り筋なのだから,作り手は自信があるのだろう。

穏やかな甘みがあってよい。
飲んでいると,時間がゆったりと流れる感覚に包まれる。不思議だ。
掴みどころのない,デリケートな蒼味が漂う。

玉露でも安心して三杯取れた。
温度はセンシティブにあらず,初心者でも失敗しないと思われる。
これも不思議。

開封から時間をおいたほうが風味が増すのではないだろうか。
これもまた不思議である。

もう少し価格が低ければ定番の茶葉になるのだが,
さすがに普段使いにするには躊躇する。

しかし価格を理由に購入を思いとどまることは決してない。
それだけ良い茶葉ということだ。




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#101 天玉 - 土倉

2025年11月3日賞味
メーカー:土倉
銘柄:天玉
価格:100g842円
土倉天玉のパッケージ 土倉天玉の茶葉 土倉天玉の水色
このあいだの嫌な記憶を消そうと,
今回はいつも安心の土倉にした。

やっぱり安定の土倉。
自分が等身大のお茶好きであることを,改めて覚えさせてくれる。
価格も申し分ない。

伊藤園のグループになってしまったが,
じつは直営店で扱う一部の商品で,土倉製のお茶を買えることは,以前に紹介した。
特記するほどの店ではないが,その商品を目当てに行きたい。

くわしくは店員に聞くが良い。
製茶の裏話を話してくれるかもしれない。
良い買い手は,良い売り手につきまとうものだ。



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